【日本語訳】『Golden Child Discusses Bringing New Ideas to Life with ‘Game Changer’』ーPOP WRAPPED

 

2021年8月25日に公開されたPOP WRAPPEDでのインタビューを日本語にしました。

 

popwrapped.com

 

Golden Childが語る ’Game Changer’での新しいアイデアの実現

 

韓国のボーイズバンド、Golden Childが2枚目のスタジオアルバムGame Changerを携えて帰ってきた。そしてグループのスタイルの全てがこの有望なタイトルにふさわしいものとなっている。

 

2017年に根気強くデビューして以来、Golden ChildはデビューEPの2万7千枚を皮切りに素晴らしいアルバム売上を記録してきた。2021年にリリースされたタイトル Yes. は10万枚以上の売上を記録し、成長に時間を必要とするK-POPの一面を感じさせた。

 

Golden Childの旅路の最初の数年間、10人のメンバーは爆発的なEDMダンストラックへの熱意を表現していたが、Game Changerでは、さらに様々なサブジャンルの音楽が弾けている。実際、彼らの新しいアルバムは、”Ram Pam Pam”がリード曲とされている。この曲はラテンの雰囲気を取り入れた情熱的なダンストラックで、激しいコレオと物語性を披露している。音楽を楽しむ際ドラマチックな要素を好むリスナーにおすすめの楽曲といえる。

 

今回のGolden Childのカムバックは、これまで慣れ親しんできたセーフティネットの外で彼らのアップビートな技術を融合させたことにより、「新しいアイデアを取り入れるための試練にさらされる」という意味で、多少リスクを伴ったものに感じられる。しかしどんなリスクでも報労の可能性があり、Game Changerの全体的なまとまりは、Golden Childが聴き手を孤立させてしまうことを恐れずに障壁に立ち向かうことができるという印象を強めている。

 

このアルバムでは、“Ram Pam Pam”のようなエネルギッシュなパフォーマンスに加え、"Bottom Of The Ocean "のような印象的な楽曲では、00年代初頭のボーイズバンド再興への大きなリスペクトが感じられる(-過小評価されている曲の一つでもあり、繰り返し何度も聴く価値のある曲)また、グループのアップビートでポップなスタイルのファンにとって、“Fanfare”は途切れることのない活気があり、そして情熱的な楽曲である。3分という短い時間の中で、愛すべきグループのダンスミュージックをもっと聴きたいと思わせる力を持っている。

 

このアルバムの後半はサブユニット構成で、10人のメンバー(ボミン、デヨル、Y、ジュチャン、TAG、スンミン、ジェヒョン、チャンジュン、ジボム、ドンヒョン)のペア、トリオ、ソロなど、さらに魅力的なコンセプトが登場する。2枚目のフルアルバムとして、これまでに13万枚の大ヒットを記録しているGolden Childに、“Game Changer“の紛れもない成功と自身のダイナミックな領域を世界に示すことについて話を聞いた。

 

2枚目のスタジオアルバムの発売、おめでとうございます!2019年のファーストアルバムと今回のニューアルバム”Game Changer”を振り返ってみて、自分たちのサウンドはどのように変化したと思いますか?

デヨル:まず、感謝の気持ちを伝えたいです!今回はスタジオアルバムということで、音楽的なチャレンジをたくさんして、成熟した雰囲気を表現しました。

ボミン:コンセプトにもさまざまな変化があり、何よりもメンバーの成熟度がアップしています。

 

アルバムの冒頭では、とてもクールで不気味なイントロが流れ、その後は様々なスタイルのミックスが楽しめるようになっていますね。このアルバムを制作するにあたり、最初にどのようなことを考えていましたか?

Y:自分たちが作れる音楽の幅が無限大であることを示すためです。

ジュチャン:今回のアルバムのメッセージである「希望」を今疲れている多くの人に届けたいと思いました。 

 

リードシングルである ”Ra Pam Pam”は、官能的なラテンダンストラックを感じさせますが、これは”Game Changer”にとって本当に素晴らしい選択だったといえます。また、MVの物語性もこの作品をさらに素晴らしいものにしていると感じています。このシングルの制作で一番良かったと思うことは何ですか?

TAG:MVの撮影でした。MVを通して私たちのメッセージやストーリーをファンにうまく伝えられたと思います。

スンミン:一番良かったのは、みんながタイトルトラックにしたいと思っていた曲が、実際にタイトルトラックになったことだと思います。

 

”Ra Pa Pam”とは正反対の ”Bottom of the Ocean”では、00年代初期のバンド音楽の楽しさを思い出すことができ、個人的に大好きな曲です!これまでの作品とは異なっていますが、この曲で活躍しているメンバーは誰だと思いましたか?

ジェヒョン:ジボムはバンド音楽がとても好きです。個人的な考えですが、バンド音楽は彼の芸術的な感性に合っているので、とても似合っていると思います。

ドンヒョン:この曲はYさんに一番似合うと思います。私たちの中で一番バンドサウンドに適した声を持っています。あと、Yさんはレコーディングが得意ですね。

 

”Fanfare”は、EDMのビートと贅沢なインストゥルメンタルを融合させた、賑やかなトラックです。みなさんのEDMジャンルでの評価を考えたとき、こういったスタイルに戻ることはプレッシャーやユニークな挑戦になるのでしょうか?

チャンジュン:私たちは確実に心地良さを感じていました。EDMは生き生きとしたアップビートなジャンルですが、私たちは常にそのような音楽に取り組んできました。

ジボム:”Fanfare”はこれまでになかった方法で録音したので、若干負担感がありました。ですが、自分たちの多様な面を見せたいという想いから、新しいスタイルを採用しました。

 

アルバムには甘くゆっくりとした曲がいくつかありますが、中でも”Singing in the Rain”は、愛らしいピアノとボーカルがマッチしていてとても気に入っています。自分の音楽の好みとして、スローな楽曲に惹かれる方とアップビートなダンススタイルの楽曲に惹かれる人がいると思いますが、どちらが好きですか?

スンミン:特にジュチャンはゆっくりした音楽、チャンジュンさんはアップビートな音楽が好きなようです。

ジュチャン:全員様々なジャンルを楽しんでいますが、観察してみると、ジュチャン、ジェヒョン、ジボム、チャンジュン、スンミン、ボミンはゆっくりした音楽を好むようです。デヨル、Y、TAG、ドンヒョンは速い音楽が好きですね。

 

普段より小さなサブユニットで楽曲を届けたことで、メンバーの個性をファンに見せることができたと思います。こういった方式の作業から得られた特筆すべき経験は何ですか?

チャンジュン:収録の前日にYさんとラム肉を食べました。おかげでうまくいきました。

ジェヒョン:サブユニットの曲ごとにMVを撮影しました。新鮮な思い出になりました!

 

みなさんはこのアルバムを本当に最大限に活用したと思います。というのもこのアルバムには全ての要素が少しずつ含まれているからです。このアルバムを制作し始めたときに、神経質になった部分はありましたか?もしあったのであれば、完成した今思うことを教えてください。

デヨル:このアルバムの根幹にあるメッセージは、不安と混乱に満ちた現在の時代に希望を与えることです。このメッセージがうまく伝わるかどうか、少し心配していました。このアルバムには様々な楽曲が収録されているので、私たちの音楽の幅広さを感じていただけると思います。

ジボム:スタイルや方法を変えて自分たちを表現するのは簡単なことではありませんでした。また、ユニット曲では一人でボーカルをすることになり負担がかかりました。ですが、全体的には満足のいくアルバムができたと思います。

 

また、”Ra Pam Pam”の再生回数が3,100万回を超えましたが、これはグループにおいて初めての快挙です。これからグループに期待する短期的、長期的な目標はありますか?

Y:長期的な目標としては、世界中の方々にGolden Childを知ってもらい、コミュニケーションをとっていきたいです。

ドンヒョン:まず、Goldennessに心から感謝します。Goldennessのサポートがなければ、3,100万回の再生回数を達成することはできなかったので。そして長い目でみたとき、Golden Childが世界の多くの人に愛されてほしいです…

 

最後に、新曲に対して情熱的なファンに向けてメッセージをお願いします。

TAG:こんにちは、Golden ChildのTAGです!いつも応援してくださって本当にありがとうございます。より良い音楽とパフォーマンスでお迎えします。ありがとうございます!

ボミン:大きな愛と応援をありがとうございます。Goldennessからの応援がなければ、私たちは絶対に成功できません。ありがとうございます。

 

”Game Changer”は現在発売中です。インタビュー内にある”Ra Pam Pam”のMVをぜひご覧ください。