ヨシカとネイディーン

夏休みのほとんどを家で過ごして終了した人間はこの俺だ!

 
Twitterに身を捧げたり、村上春樹1Q84を今さら読み始めたり(ちなみにのめり込めなすぎて全然読み進められてない)、Netflixで映画5本(seven、箱入り息子の恋、勝手にふるえてろ、The Edge of Seventeen、The Choice)、ドラマ1シーズン(結婚できない男)、ルポールお気に入りリップシンクを観たり、うりむ履修はじめたり、ヒョプバースデーVライブ5億回見返したり。

 

んでまあこのインドア生活で印象に残っているのは、『勝手にふるえてろ』『The Edge of Seventeen』を連続でみてメンタル死んじゃったこと(笑)

 

もともと映画の感想書くために開設したブログなので、本業(?)やります

 

ネタバレ無理なひとは読まないでください オブラートに包もうとがんばってはみたけどダメだった


勝手にふるえてろ

私には彼氏が2人いる──突然告白してきた暑苦しい同期のニと中学時代からの片思いの相手イチ。 「人生初告られた!」とテンションがあがるも、イマイチ、ニとの関係に乗り切れないヨシカ。一方で、「一目でいいから、今のイチに会って前のめりに死んでいこうと思ったんです」という奇妙な動機から、中学時代からひきずっていた片思いの相手・イチに会ってみようと、ありえない嘘をついて同窓会を計画。ついに再会の日が訪れるのだが・・・。 “脳内の片思い”と“リアルな恋愛”。同時進行で進むふたつの恋の行方は?

https://filmarks.com/movies/72926/spoiler


公式のあらすじはこんな感じ

 


イチを中心に世界が回ってる。イチが全て。なんだけど、中学時代はほぼストーカー、それ以降は脳内片想いで直接的な関わりほとんどないくせに「距離あるけど心は通じてるの〜🎶」な激ヤバノンストップ拡大解釈脳内片想い女ヨシカちゃん。

 

ちな、ヨシカの台詞で一番キモくてエモくて最高な台詞はこれ

 

「その変な文は私とイチが精神的につながっている証なんです。それ自分の手柄にしないで。」 

 

まじで激キモ激言いたいことわかるでジタバタした。

 

そんなヨシカが会社の同僚(二)に恋されるわけですが、卍イチ愛羅武勇女ヨシカ卍は全く興味なし、の状況が続いて...

 

で、まあその後いろいろあってヨシカが現実に一気に引き戻されることになるんですよ。

 

んでそんな状況になってやっとヨシカちゃん自分のことを好きでいてくれる人(二)の存在に向き合おうとするの。まっっじで最悪でしょ、イチ以外の人間の軽んじ具合が最悪すぎるの。最高に最悪。

 

だけどめちゃくちゃ「わかる」なんだよね。ここまでヨシカのことディスりまくったけど、自分なんだよね。まじでこの流れ「わかる」

 

ヨシカちゃんは自分は自分のために生きてるんだから何をしてもいい!何を言ってもいい!の姿勢で人の気持ち全く汲みとらないで相手を罵倒し続けるの。確かに相手ひどいことしてるんだけど、それでもあまりにも相手の立場に立ててなさすぎるの。でもそれって自分のことで精一杯で、大嫌いな自分(イチから見た自分の姿とか)から目を逸らすために相手を馬鹿にして自尊心を保とうとしてることの裏返しなの。だから見てて超痛々しい。

 

大嫌いな自分から目を逸らすために好きなひとに依存したけど思うようにいかず苦しんで。心のどこかで愛されたいとか思ってるけどこんな自分好きなやつやばいっしょ?ってなって自分を好いてくれる人が現れたら拒絶して。だけど好きなひとからの好意を得られないってわかった途端孤独が怖くなって好いてくれる人を意識して。ほんっとーに都合がいい。だけどわかる。

 

ヨシカがイチにのめり込んでるのって自分がオタクしてるのとおんなじで、何かを愛してるって実感がほしいからだろうし、その行為にのめり込むことで自分を直視しないで済むからなんだと思う。

 

普段の生活もヨシカみたいなもんで、周りの人のこと褒めるの好きだけど自分のこと褒められるの苦手だし、普通に接してたひとから好意を向けられた途端距離を置きたくなる、だけど関心は無くさないで!みたいな感じだし(笑)セクシャリティ的に性を感じると無理っていうのもあるけどまああれなんだよねめんどくさいんだよね(笑)

そう、あたしも最悪こじらせ野郎_____

 

 

勝手にふるえてろのその後の展開は各自みてください。

内容云々というかヨシカと自分重ねて死んだことを話したかった。

 

つぎ!

The Edge of Seventeen 

まだ恋より友情が大切な17歳。キスも未経験、妄想だけが空まわり。 ネイディーン(ヘイリー・スタインフェルド)は17歳の高校生。キスさえ未経験の、イケてない毎日。恋に恋する妄想だけがいつも空まわりして、教師のブルーナー(ウディ・ハレルソン)や情緒不安定な母親(キーラ・セジウィック)を困らせてばかり。たった一人の親友クリスタ(ヘイリー・ル・リチャードソン)だけが自分のすべてだと思っていたのに、何をしてもかなわないとコンプレックスを抱いていた人気者の兄ダリアン(ブレイク・ジェンナー)とクリスタが恋に落ちてしまう。疎外感から世界にたった一人取り残されたような気持ちになったネイディーンは、とんでもない行動に出るのだが…。

https://filmarks.com/movies/70289

 

こいつもこいつで最悪。だけどこいつは俺で俺はこいつ。

 

勝手にふるえてろ、書きすぎたせいでHP無くしてしまったから雑に書く 。

 

根っからのひねくれ者ネイディーンは唯一の友達・親友クリスタを大嫌いな兄に奪われて自分から距離を置いて孤独ロードまっしぐら。1人で結構!なんて言いつつ、孤独と向き合うとなるとやっぱり無理。クラスメイトのアーウィンに好かれたけど、孤独じゃないって気づけてラッキー!って感じで"誰かに好かれてる自分"に酔っちゃう。思わせぶりなことまでしちゃうけど、ゴリゴリに好意を示されたら嫌んなって距離を置いてまた孤独ロードへ。このわがまま具合最低でしょ?!ヨシカの二の扱いとそっくりなの。

 

その後のニックとの車のくだりはこじらせ頂点。孤独ロードに逆戻りしたネイディーン。やっぱり好きなひとからの好意がほしい~!!ってなっちゃってあんなメール送っちゃったくせに、自分そのものを愛してほしいとか思ってんの。この強欲っぷりすごいでしょ?!ニックからしたらどのツラ下げてんだよって話じゃん?!だけどわかる。結局わかる。そのあとの展開は各自みてください。

 

ちな、この映画で一番苦しくなった台詞はこれ

 

「こんな自分と一生付き合うの?」 

「こんな嫌なやつが自分自身なんて」

 

 

2人とも嫌いな自分から目を逸らすために何かに依存してひとに当たってんの。自分が嫌いだからこそ自分のことちゃんとわかってくれる人との心の繋がりがほしいの。この2人の強欲っぷり文面にしたらなかなかだけど、わかる。

 

いやあ、なんもまとまってないじゃんw まあいいやアイドルの話は誰か読んでくれてそうだけどこれは読まないだろ これくらいのクオリティでいいや

 

 

とりあえず邦画洋画それぞれ見比べて共通項探すの楽しかった!完!