【Road to Kingdom】Beginning/Golden Child の一考察と感想
あくまで一個人の一考察です。こんなひともいるのね~程度で読んでください!覚醒はさせません!
パフォーマンス動画
本人たちによるBeginningの言及(24:25~)
簡単にまとまると下記のとおり
・中央4人(デヨル・チャンジュン・ジボム・ジュチャン)は死んでいる状態だった
・他6人が彼らを復活させる
・ドンヒョンは生贄として捧げられる
・Yは王冠を食べ、その後それを投げる →元々このコレオではなかったらしい
・最終的にボミンが王冠を手にする
いやめちゃくちゃ断片的~~~~~~ッッッ……
とはいえ、大事な情報なのでこれらを基礎に考えていきます。
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まず、曲全体のイメージとこれから書く考察の前提について。
『Beginning』は、新三部作コンセプト(Reboot・自我探し)をベースに、Golden ChildがRoad to Kingdomに向き合う様が描かれている。
おそらく三作目のイントロもBLSSDさんが作っているはずなので、TAKさん作曲の『Beginning』はRoad to Kingdom用に用意された曲と思われるが、Without youから三作目の繋ぎの役割を担っている楽曲である。
パフォーマンス内ではメンバーそれぞれにキャラクター及び役割は与えられておらず、センターもしくはメインポジションに立っているメンバー=Golden Child、その他メンバー=外的要因を意味している。
以下、ゴルチャを意味するメンバーを青文字で表記する。
*『Beginning』におけるゴルチャの移り変わり
死んでいる4人→デヨル→ドンヒョン→TAG→ジュチャン→チャンジュン・スンミン→10人全員→Y→ボミン
死者の復活
死者4人(デヨル・チャンジュン・ジボム・ジュチャン) はゾンビである6人によって復活を遂げる。ここでのゾンビは現代の解釈(いわゆるウォーキングデッド的な)ではなく、起源に因った捉え方をすべきだと思われる。
〈起源〉
ヴォンドゥンの教えでは神の一人の名前にあたる。転じて「不思議な力を持つもの」全般を指す名詞とされた。また、死体を生き返らせる超自然力も指す。⇒人知を越えた存在
〈現代の解釈〉
・呪術等で生きた姿を与えられた存在
・死者が何らかの外因により蘇り、死体のまま行動するようになったもの
つまり、この6人は死体を生き返らせる力を持った、ある種神に近い存在であったということである。
ここでゴルチャのRebootの準備が整う。
Drop the beat
「針を落とせ」と言うデヨル。Reboot開始の合図である。
人身御供(ひとみごくう)
人間を神への生贄とすること。転じて比喩的表現として、権力者など強者に対して通常の方法ではやってもらえないようなことを依頼するため、もしくは何らかの大きな見返りを得るために、理不尽にもかかわらずその犠牲になることに対しても使われている。
ドンヒョンが生贄として捧げられる。自らを復活させたゾンビ(=神に近い存在) に対し、自身を捧げることで(生き返ったばかりの身体を差し出すのは変だから、おそらく忠誠を誓うといった己の感情を表したものだと思ってる)、大きな見返りを得ようとしている。ここでいえばRoad to Kingdomでの勝利及びKingdomでの勝利といえる。
もしかしたら以前のコンセプト(ダディ・のらご等)を生贄に差し出したかもね…涙
Never stop it
「とどまるな」と言うTAG。ここから本格的な王冠獲得までの道のりが描かれる。
周りの体勢が低くなり、TAGが道を切り拓いている構図にみえる。
続くのは、ジュチャンが何か手に持ち、周りを従えている構図。
ごめんなさい、これどう解釈すればいいかわかんなかった…
自己対峙
チャンジュン・スンミンがお互いを撃ち合う。
①撃ち合っているのに死んでいないこと
②2人のコレオが全く同じであること
③鏡で映したかのように反転していること
この3点から"自己対峙"と考えたい。
また、新三部作のコンセプトが自我探しであること、前作のWithout youで喪失によって自己探求のきっかけを得たこともこの解釈に至った要因として挙げる。
外向き(アイドルとして)の自分/内向き(普段)の自分、光/闇、の対峙を表したシーンといえるが、ここで2人が撃ち合っても倒れなかったのはどちらとも自我であることに変わりがないからである。逆に、他8人が倒れたのは第三者の存在を完全に排除した”自我のみの空間”を表すためだと思われる。
のちに10人全員が二人一組となる。ここも自己対峙と捉えてよさそう。
王冠獲得に向けた激しい過程の中で唐突にこの自己対峙シーンがでてくるのは興味深い。王冠を得るに相応しいグループは自己理解ができている、ということを示したいのかな?と思ったり。
実際Queendomでは自己理解の深さという部分で結果の違いが生まれていたため、それをここで示唆しているのかもしれない。
王冠
Yが手にした王冠とボミンが手にした王冠は異なるものと考える。
まずYから
Yは王冠を手にし、それを食べる(・・・①)そして投げる(・・・②)
ここでの王冠はMカ WANNABE 1位の暗喩と捉える。
①現在のゴルチャは1位をとった経歴があり、その事実は未来永劫変わることはない。経歴を持つ、ということは自身の存在意義理由が生まれるということ。王冠を食べる行為(=1位という事実を自らの身体に取り込む) は自らを強化する・再構築する行為と同義。
②しかし、Road to Kingdomではその経歴は考慮されない。なんなら制作陣からその事実を無視される(Mnetはクソ)。そのためあの王冠は形骸化され、本人の手によって投げられることとなる。
最後ボミン
周りが手を伸ばす中、ボミンが王冠を手にする。
ここでの王冠はRoad to Kingdomでの勝利を意味する。しかしボミンはその王冠をかぶることはしなかった。それはこの後に続くKingdomでの勝利が真の王冠といえるためである。
おわり!
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ここまで書いといてあれだけど、あたしにしかわからない文章になってない??ニュアンスだけでも伝わってたらいいな~…
ついでにここまでのロトゥチャイルドを簡単に振り返りたいと思います。
正直!!ダディやGenieみたいな「ゴルチャにしかできない曲」を披露するゴルチャが超~~~~みたかった!!!!野球部出身の王様が仕切る国、絶対楽しいし平和だしオタク全員みたいじゃん??(どんな理論?)
でも番組が提示するコンセプトが真っ黒バキバキなせいで、本人たちが無意識的に”ダークな印象・シックな印象のものを用意しなければならない”という固定観念に縛られてしまったのかなあと思ってます。悔しい。本当に最近の男性アイドルは見た目が楽しくない!(ダイナミック悪口)
こうは言ってもまあゴルチャはいつだってあたしにとっては正解しか叩き出さない人たちなので、90秒パフォーマンスも1次評価も2次評価も全部好きです。天下の激甘オタク。
好きロトゥチャイルドを一つずつ書いていきますね。
まず、ステージ全てに新三部作コンセプト「理想への渇望」を感じさせる物語性があり、一貫性があったところ。
90秒パフォーマンスは先ほど触れたとおり、”Golden Childがロトゥ及びキングダムでの勝利に向かう姿”、T.O.P.ではバレエ『白鳥の湖』が元になっているように、”オデットとジークフリート王子が白鳥の呪いを解き、幸せへ向かおうと戦う姿”(T.O.P.のステージはオデット(白鳥)と王子が悪魔(黒鳥)と戦い、打ち破るシーンを抽出したものだと考えています)、WANNABEでは”悪魔に魂を売った男”と評されたパガニーニをモチーフに、”音楽的才能を追い求める姿”が描かれています。
○本国のWANNABE考察ツイート
골차 무대 스토리가 부족했다고 하는 사람들 좀 보세요 우리애들이 다 생각하고 구성한 무대라니까요
— 빵봉 (@bongbong104) 2020年5月22日
타래로 계속 #골든차일드 #로드투킹덤 #로투킹 pic.twitter.com/Xm1swpbsIz
個人的にバラエティに富んでいるものよりコンセプトがきっかり固まっている作品が好きなこともあり、この一貫性にはすごく好感を持てました。あと、本当に新三部作コンセプトに力を入れてるんだな、という強い意志が感じられ、三作目の期待が高まるかつロトゥでつくった新しいファンを引きつける良い流れを作れたと思います。
次に、パワフルなコレオにしなかったところ。
90秒パフォーマンスはパワフルだったけど、他グルのパフォーマンスを受けて1次2次では優雅なパフォーマンスに切り替えたのは賢いと思いました。優雅なコレオのほうがパワフルなものより群舞を成立させるのが難しい中でこの勝負に出たゴルチャはすごいし、「ゴルチャの売りは群舞だ」ということを周知させることができた良い選択だったと思います。
次に、ボーカルの層の厚さを印象づけたところ。
説明するのめんどくさいし動画みればわかるんで、WANNABEみてるときのキュ~くん貼っときますね
「생방송 맞아?」←ほんまそれ
T.O.P.もWANNABEも静けさの中でみなさん歌い上げててやばいですよね…T.O.P.出だしのスンは宝物…
これは悪口なんですけど、ウリム音楽にお金惜しみなく使うのはいいんだけどむしろ一生そうであれではあるんだけど、その分演出が若干チープになってしまうのどうにかなりますように。でもまあバックダンサー少なくてゴルチャ単体のスキルでぶん殴ってきてくれたのはよかったか!解決!(結果なんでもオッケー)
最後に、ポジションに固執せず個々の特長を最大限活かそうとするグループの姿勢がみれたところ。
メインダンサーであるドンの口から「ダンスのラインが綺麗なYくん・てぐさんが現代舞踊をして~」ってなるのすごくないですか?どの楽曲でもメインダンサーがセンターにくるタイプのグループがある中で、メインダンサーが楽曲に合わせた人選をする世界・・・俺が俺が!にならない世界・・・
ちなみにこのT.O.P.会議、まじで良いです。アイディアを否定することなく、アイディアにアイディアが重なっていく様にびっくりした。会議オタク(?)は必見。
話を戻します。
ロトゥのゴルチャは個々の特長を見せつける印象的なステージを作り上げたと思います。特にT.O.P.ではYくん・てぐさん、WANNABEではジュチャン。Yくんの肘から先の動かし方が妖艶な独特な踊り方、てぐさんの現代舞踊ならではの柔軟芸、ジュチャンのバイオリン。
ファンは知っていたけど表立ってアピールできていなかったこと、楽曲に活かせていなかったことを披露できたという点で、ロトゥ参加の意義は間違いなくあったと思います。
楽しいより苦しい気持ちになることばかりのロトゥですが、ゴルチャの仕事が増えていたり、このブログのアクセスが増えていたりするあたり、ゴルチャにとって大きな意味のある番組になっているんだと思います。
結果がどうなるかわからないけど(いやまあお察し状態ですけど)(シーン…)、これからも自分たちのやりたいパフォーマンスを追求してほしいな・・・それをずっと応援していけたらいいな・・・という気持ちです。
最後に、ジュチャンの아픈 길カバーきいてね。
おわり!